2年生の「IT演習」(週4時間,履修者5人)で
EPIC日本語字幕付き
を見せた.ワープロ検定を受けた後の「お楽しみ企画」である.
反応はいまいちなように感じたが,情報科教員が見ても同じような反応だろうから「それなりの反応だった」と思うことにしている.
最初に
・アマゾンの画期的なところは「ユーザーの行動を分析し,おすすめ商品を教えてくれること」である.逆に考えれば,アマゾンはこちらがどんなモノに興味があるか知っている.
・Google News はyahoo!のニュースなどと違い,新聞社のページをコンピュータが分析し,ジャンルを分類したリンク集である.
・現在の日本では「見出しの著作権は否定されている」ので法的な違反はないが,各新聞社のトップページの広告収入などに影響を与えるなど,各新聞社の地位の低下が始まっている.
・Google News はカスタマイズすることができる.つまり,Google News はこちらが(どこの誰だかは分からないが)どんなニュースに興味があるか知っている.
・つまり,今まではインターネットに限らず「万人に向けた情報」というのがほとんどであったが,「個人個人にカスタマイズされた情報」を提供できる技術ができつつある.
と話をして,見せた.
見終わったら,
・個人の興味がある情報が提供される時代になったが,マスコミの地位が低下してしまった結果,マスコミの情報はなくなってしまった.
と解説し,もう一度見せた.
2回目が見終わった後,東浩紀の「データベース的消費」の話をごく簡単にしたものを話した.
アマゾンを使ったことがあり,ロールプレイングゲームも知っている生徒がほとんどだったので「それなりの反応」となり,1年生には難しいだろう.