日本学校図書館学会フォーラムに行く.
「インターネットではなく,本で調べさせたい」「本のほうがエライ」と思っている人が多い.
これは「インターネットは信頼度が低い」方を重視しているのか,読書教育につながる「紙の本はすばらしい」という信念によるのかは分からない.
「インターネットだと,自分の調べたいことを明確に把握していないと検索できない.ので本の方がよい」との意見.それは裏返して考えれば「本だと,理解していなくともある程度のレポートが書ける」ということである.
発達段階はあるにしてもそれでいいのか.課題が難しすぎるのではないか.コピペと何が違うのか.
「本だと整理された知識が得られる」というが,そんなあやふやなまま調べさせて意味があるのだろうか.
あるのかもしれない.そんな気もする.
私が高校で教えているからかもしれないが,判断できない.
そしてもう1つ.「参考文献を手で書き写すのは,著者に対する尊敬の念が養える」という考えに驚く.
ciniiで書誌データをBibTex形式で何も考えないでダウンロードしている私は反省しなければ.