があればおもしろいかな,と.
もう1週間以上前のことだが,情報処理学会第69回全国大会の学生セッション「類似記事の関連付けを用いた学習教材の制作支援に関する研究」を聞いて.
2つの新聞記事を比較する,「メディアリテラシー」の教材を作るときに使えるといい.
教員が生徒に記事を提示するときを考えると,
・ほとんど同じだと比較しようがない.
・「事故の発生時間が異なる」など,それはそれでおもしろい違いであるのだが,メディアリテラシーとしては「新聞社の見解の違い」などに気づかせたい.
・しかし,政治色の強いのは扱いづらい.
ということで,なかなか教材としてしっくり来るものは少ない.
そんな「使える」ものを勝手に選んでくれるソフトがあれば素晴らしい.(さらに言えば,テレビニュースで授業で使えるものを見つけるのは本当にしんどいのだ.これを見つけただけで褒められたりする.)
また,生徒に調べさせ,比較させるとしても,「これこそメディアリテラシー」というものを見つけられる生徒はなかなかいない.(「満潮になる時刻が違う」なんてのを発見して満足している生徒がいるのだ.)
ということで,生徒が検索したとき「同じことを取り上げているが,論調が違う」記事が出て来る,というのもおもしろい.
これは教員用ほどメディアリテラシーの教材として精度は高くなくていいのだが,「環境」「米」などという単純な(だが現場ではよく使われる)言葉で検索できるといい.
そしてオンラインデータベースを使うのではなく,RSSリーダのプラグインとして,つまり「個々のパソコンでため込んだ記事を検索する」というのがいいのではないか.(ソースネクストのソフトでそんなのがあった気がする.)
上のようなことをその場でコメントできればよかったのだが,「Google News とどう違うんですか」なんて意地悪な質問をしてしまった.申し訳ない.